2010年2月 8日 (月)

横浜まちづくり塾2月例会の案内

 横浜にLRTを走らせる会の会長の田村先生が主宰していたまちづくり塾の案内です。

 横浜にLRTを走らせる会の理事のメンバーも多数参加します。以下転載です。

昨年12月17日、半年ぶりに行われた連続講義の第16回「都市文明の本質とその矛盾」が、文字通り田村先生の最終講義となってしまいました。
 冬休みを挟み2月例会のご案内をした翌1月26日に先生急逝のお知らせをすることになるとは、思いもよりませんでした。
 ここにあらためて天に召された先生のご冥福をお祈りいたします。

 12月例会の冒頭、先生は「小さな実践ながら、さまざまな立場の市民による
自由な交流と学びの場として長く続けてきた…」と、横浜そして東京の「まちづく
り塾」への熱い思いに触れ、今後の抱負にも言及なさいました。
 ……先生の遺志をどういうかたちで引き継ぐべきか、それが私たちに残された大
きな課題であり、今後多様なアプローチが試みられると考えています。
 2月例会は、そうした試みへの模索と先生の追悼をかねて、先にお知らせしたテーマにより開講します。
 横浜における「持続可能な交通システム」としてのLRT導入運動が直面する課
題をふまえ、フランスの都市政策、まちづくりの先進的な取り組みについて語ってい
ただく望月真一さんはじめ、田村先生ご自身が会長であった「横浜にLRTを走ら
せる会」の皆さんも多数参加します。
 なお塾の後半ではQ&Aに加え、塾生の皆さんにさまざまな角度からの「田村明
(追悼)論」を語っていただき、横浜まちづくり塾としての追悼の場とする予定です。
ふるってご参加下さいますようご案内いたします。
                              横浜まちづくり塾 事務局
                     記
 と き 2月18日(木) 18:30~21:00 
 ところ 神奈川県民活動サポートセンター405号室
         *横浜駅西口から徒歩5分 045-312-1121
 テーマ 特別講義/フランスの都市政策に日本は学べるか?
         ~横浜におけるLRT導入運動と「まちづくり」の課題から~
 講 師 望月真一 アトリエUDI都市設計研究所代表  
大内えりか 横浜にLRTを走らせる会理事長 
            *外に同会から 小田部・大野両理事など  
 定 員 30名(先着定員)
 参加費(資料代含む) 
 ・過去に当塾または「実践まちづくり塾」受講の方 500円
 ・今回初めて受講の方 1000円(初回のみ) 

             ●主催 / 問い合わせ●
           横浜まちづくり塾(田村塾)
           E-mail yokosc2004@yahoo.co.jp

 追伸
 1 田村先生「お別れ会」 4月3日(土) 午後
   横浜市OB、自治体学会、横浜&東京まちづくり塾、法政大学などによる
   実行委が主催する「お別れ会」については詳細が決まり次第、お知らせしま
   す。
 2 田村塾3月例会 18日(木) 1503号室 定員30名
   テーマ 横浜駅周辺大改造計画について
   講 師 鈴木伸哉 横浜市都市整備局横浜駅周辺等担当理事
 3 神奈川新聞1月28日(木)の1面コラムを添付します。

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2010年2月 1日 (月)

交通権学会関東部会の案内

一応私も交通権学会の会員です。どうも研究発表よりも実践のほうが得意で、一度も研究発表したことはないのですが・・・。

今回も上岡さんの研究発表が楽しみです。

日時:2010年2月13日 13:30~16:30
会場:地球環境パートナーシップオフィス会議室  http://www.geic.or.jp/geic/intro/access.html#epo
参加費:無料、申込不要

 1.粂谷貴司氏「都営地下鉄と東京メトロの経営統合問題」
 2.国府田諭氏「日本版PTAL(公共交通アクセシビリティレベル)研究の現段階」
 3.上岡直見「新政権の交通政策の評価と研究課題」

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2010年1月31日 (日)

【シンポジウム】福祉有償運送のこれから~

私が関っているLRTの運動などの公共交通系と福祉系の移動サービスのグループは同じように移動の権利について運動しながら、なかなか接点がもてていませんでした。が、最近では、昨年12月6日に一緒にフォーラムを行うなど交流が生まれてきています。

いつもカーフリーデーでは協力をしていただいている黒水横浜市都市整備局都市交通課 課長もパネリストのお一人です。高齢者の移動がデイサービスへの往復だけということにならないように、多くの方に関心をもってもらいたいテーマです。

以下はシンポジウムの案内です。

「誰もが自由に外出できるまちづくり」は福祉有償運送を担う団体の大きな目標です。
しかし、高齢者や障がい者は通院、通所、通学でさえ、十分保障されているわけではありません。
 福祉有償運送が道路運送法に位置づけられて3年が経った今、移動制約者の実態はどう変わったのでしょうか。また、国は、2011年に交通基本法を策定するとしていますが、利用者本位や移動の自由は実現できるのでしょうか。福祉有償運送のこれからを一緒に考えていきましょう。

   
【日 時】 2010年2月27日(土)
   13時30分~16時30分

【会 場】 男女共同参画センター横浜 ホール
    (JR,市営地下鉄 戸塚駅より徒歩5分)地図は下に

【定 員】 200名(入場無料・先着順) 
   
  第1部

<講師プロフィール>
関口幸一氏 03年構造改革特区において、ボランティア送迎が初めて道路運送法に位置付けられた。当時旅客担当課長としてタクシーとの調整等有償運送の法制化に尽力された。
嶋田暁文氏 地方自治総合研究所非常任研究員、日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、現在九州大学で行政学の教鞭をとる。移動サービスをめぐる法制度、分権改革などをテーマとして活躍。
  ■基調講演
   「福祉有償運送の目指すものー交通基本法との関係は?」   
     関口幸一氏 国土交通省総合政策局 次長

  ■基調講演
  「福祉有償運送と法制度  福祉交通計画は誰がつくる?」  
    嶋田暁文氏 九州大学法学研究院 准教授

  第2部

  ■「神奈川県の福祉有償運送の現状と課題」                     
      金子 浩之氏 神奈川      県 保健福祉部地域保健福祉課 課長代理 

  ■パネルディスカッション「地域主権でつくる福祉交通の明日」
      金子 浩之氏  神奈川県 保健福祉部地域保健福祉課 課長代理
      黒水 公博氏  横浜市都市整備局都市交通課 課長
      谷 みどり 氏  療育ネットワーク川崎 代表
      関口 幸一氏  国土交通省総合政策局 次長
      嶋田 暁文氏  九州大学法学研究院 准教授
      清水 弘子氏  かながわ福祉移動サービスネットワーク理事長
     【コーディネーター】 河崎 民子 かながわ福祉移動サービスネットワーク理事

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2010年1月27日 (水)

田村明先生のご冥福をお祈りいたします

横浜にLRTを走らせる会の会長の田村明先生が1月25日亡くなりました。

今の横浜をかたちづくっている、みなとみらい、港北ニュータウン、伊勢佐木モール、横浜スタジアム、横浜市役所前のくすのき広場などにかかわり、いつも市民の立場から横浜のまちづくりを考えていた方でした。

「路面電車を通すなら、汽車道を走らせてよ」と。飛鳥田市長のとき、路面電車廃止に関った方が、新しい路面電車であるLRT導入をすすめる会の会長になって驚いた方もいらっしゃるかもしれません。

 田村先生の「まちづくり塾」に関しては、自分の自慢ばかりしてと少し批判気味だった私ですが、横浜の街を歩くといたるところに田村先生の足跡があります。関内駅近くの行きつけの居酒屋さんに連れていっていただいたこともあります。最後に先生にお会いしたのも、関内駅の前でした。始めて奥様に紹介していただきました。

 汽車道を通るたびに、これからも田村先生のことを思い出すでしょう。

 ご冥福をお祈りいたします。

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2010年1月24日 (日)

LRTフォーラムを終えての感想

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今回はいつもより小さい会場でしたが、横浜市会議員が4名も来場するなど、民主党政権がLRT推進に積極的なためか、議員も関心を示し始めたかなと思うのですが、自民、公明、ネットが参加しているのに、肝心の民主党議員の姿はありませんでした。

 コメンテーターの神奈川新聞社の松本さんからは、早く横浜にLRTを導入すべきだという単刀直入のスッとするコメントをいただきました。都市プランナーの野口さんからは、手段であるはずのLRTを導入するという話ではなく、どういう街にしたいかという前提が必要だというコメントをいただきました。

 が、2001年に横浜で初めてのLRTのフォーラムを主催した私としては、横浜をこういう街にしたいという議論をさんざんした上でLRTを提案していると言いたい。高齢者福祉、子育て、分権、NPOなどによる新しい公共、これらすべての提案の中のさらに交通政策の中の一つの手段としてLRTを提案しているに過ぎません。LRTが通ればすべてハッピーなどと考えているわけでもないし・・・。

 また、今回のフォーラムで気になったこと。交通に関する委員会などへの横浜市民の傍聴が少ないということ。だいたい、横浜市役所がどこにあるかも知らない横浜市民が多い中、昼間の時間にそんな委員会を開いても、誰が行くのですか。市役所になど一生行かなくても生活できてしまうのですよ、横浜では。傍聴に行かない、意見を出さないのは横浜市民の市民度が低いのではなく、大きすぎる横浜に問題があるのです。

 それにしても、神奈川新聞社の人や関内を愛する会の会長も個人の立場とはいえ、横浜にLRTを通すべきだと発言するようになったことに感激でした。2000年の12月に熊本と広島に路面電車の視察に行ってから丸9年、LRTの活動に関わってきた私としては、それだけでも成果と言えるかもしれません。

 

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2010年1月18日 (月)

フォーラム「子どもたちはみんなで育てる」

久々にブログの手入れをしていて気づいたのが、私のブログには子育てのカテゴリーがなかったということ。かつて、私も子育てで苦労していたのに・・・。

以下は子育てのフォーラムの案内です。

私たちが子どもの頃、公園やまち中では、親だけでなく、近所の
おじさんやおばさんが見守ってくれていました。
だからこそ、社会のルールや人への思いやりが身についたので
はないでしょうか。
今、あなたは近所に「こんにちは」と声をかけあうお子さんはいま
すか?
お店や公園など、身近な場所で危険なことをしている子どもに注
意することはできますか?

子ども達が心豊かに成長することを、親ならずとも誰もが思う地
域にしていきませんか? 
港北区で「子ども達はみんなで育てる」を実践している「NPO法人
びーのびーの」の方のお話を伺い、今、私たちが地域でできるこ
とを一緒に考えてみましょう。

フォーラム「子どもたちはみんなで育てる」(1/24)

日時:2010年1月24日(日) 14:00~16:00

会場:鶴見公会堂 第1・第2会議室
    (JR鶴見駅西口 西友7F)

講師:原 美紀さん(NPO法人びーのびーの 事務局長)

問い合わせ&お申し込み(当日参加可):
    NPO法人たすけあいつるみ
    TEL:045-582-0983 FAX:045-582-1032
 ※保育(6か月~)をご希望される方は、必ずお問い合わせ下さい。
   お子さんと一緒に会場にお入りになるのも問題ございません。

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2010年1月17日 (日)

新春LRTフォーラム「横浜のまちづくりとLRTの可能性」

横浜にLRTを走らせる会の恒例のフォーラムです。

12月25日は、私の母の誕生日でした。妹と3人で横浜の産貿センターにある東天紅に行った帰りに、横浜美術館に行きました。途中からバスに乗ろうを思ったのですが、どのバスが横浜美術館まで行くのかわからず、結局徒歩で行きました。「バスじゃなくLRTなら路線も行き先もわかりやすいのにね。」といいながら、最後は横浜駅まで歩いてしまいました。

わかりやすいはずの「赤いくつ」でさえ、ふと思いついて乗ろうとすると案外路線がわからないものです。LRTが通れば、横浜の観光地の回遊性は本当に高まるのになあ。

1.日 時 :2009年1月23日(土) 午後1:30(開場 1:00)~4:30

2.場 所 : 横浜市技能文化会館 802大研修室

  アクセス案内→ http://gibun.jp/gibun

3.プログラム

第1部 各計画報告 

①「関内・関外地区活性化推進計画検討会」から                       池田 翼氏(関内を愛する会理事長)                               ②横浜駅周辺大改造 計画づくり委員会」から                         鈴木伸哉氏(横浜市都市整備局担当理事)                           ③「都心臨海部インナーハーバー整備構想」から                       鈴木伸治氏(横浜市立大学准教授 大学まちづくりコンソーシアム横浜)

第2部 パネルディスカッション 

パネリスト:野口和雄氏(都市プランナー)/ 池田 翼氏(関内を愛する会理事長)/ 鈴木伸哉氏(横浜市都市整備局理事)/ 鈴木伸治氏(横浜市立大学准教授)   コメンテーター:松本 務氏(神奈川新聞元論説委員)  コーディネーター:清水康二氏(横浜にLRTを走らせる会副理事長)                                                                                                                                                             

4.参加費: 1,000円(資料代)

5.主催 : 横浜にLRTを走らせる会/ 横浜の公共交通活性化をめざす会                                                                                  

6.お問い合わせ:横浜にLRTを走らせる会                    E-mail:yokohama-lrt@nifty.com     電話:090-3801-6142

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2010年1月 9日 (土)

新年にあたっての雑感

あけましておめでとうございます

2010年の年賀状は2009年のうちに出したいと願っていながら、プリンターの調子が悪いのと30日になて休みになったとたんに、気が抜けて熱を出し1日だけダウン。結局31日の夜に投函しました。

今年はデイサロン ミントが4日から始まるので、正月は3日間だけ。

31日のジャニーズカウントダウンが終わって、毎年恒例の総持寺への初詣。というよりこの時期だけ売る中華の焼餅を買うのが目的。インド哲学科で仏教を学んでいる娘と、「禅宗なのに祈祷をしているよ。しかも、唱えているのは般若心経。」と私が減らず口をたたくと「般若心経なら私でも唱えられる」と娘。娘は3年間総持寺の鶴見女子高に通い、私も曹洞宗の駒沢大学出身。決して曹洞宗をばかにしているわけではない。が、ここのところの総持寺を見ていると、つい不満も出てしまう。

初詣で列に並んで待っている間、子育て中にお世話になった仏殿の前の広場を見ると、花が植えられ、天気のいい日親子連れで賑わった芝生に入れないようになっている。花を植えるならもっと他の場所があるでしょ。そんなに地域の親子連れを拒絶したいのか・・・。雪が降ったとき雪だるまをつくった思い出の場所は、すっかり変わっていました。

もちろん今年のことではないのですが、今年はいつもより長く待たされたので、特に感じてしまいました。

2日は、父の墓参り。ここでもがっかりしてしまうことが。母は父が亡くなったとき、誰でもが使えるようにとお寺の名前の入った桶を寄進したのですが、多くの人は○○家と書いた桶をつくり、当たり前のようにしてお寺の桶の棚に置いています。自宅に持ち帰らず、ここに置いてあるのだからと、○○家の桶を使おうとしたら、「それはうちのですから」。だったら家において、ここに置いておくな!

3日、久しぶりに箱根駅伝を見てしまった。私が唯一関心あるのスポーツです。見ていて感動したし、もう一つの箱根駅伝として22もの大学が参加して同じルートを掃除しているというのも、「ああ若者がんばっているな」と感動。

おばさんも愚痴ばかり言っていないで、家族が元気で新年を迎えられたことに感謝をして、さあ新年、気持ちを新たにスタートしましょう。

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2009年10月 6日 (火)

デイサービス 「デイサロン ミント」を仲間と始めました

またまた久しぶりの更新です。

もともと会員であった特定非営利活動法人ワーカーズ・コレクティブたすけあいつるみが、地域の福祉拠点にと、デイサービスを始めることになりました。誘われて5月からデイサービスの立ち上げに関り、10月1日に無事?オープンにこぎつけました。昨年は、かながわFNCの事務局として介護保険の制度問題に関っていたのですが、直接の現場は始めてで、毎日が新しいことばかりで、ブログの更新にまで手が回りませんでした。

デイの名前はタイトルにあるように「デイサロン ミント」。ミントという名前なので、グリーンのイメージで、椅子やキッチンなどもグリーン。ここでも大好きな緑に囲まれて仕事をしています。

Mint_soto_2 「デイサロン ミント」は、定員が10人までの小規模型のデイサービスです。私はそこで管理者兼介護職員として働いています。

今まで頭でっかちで、介護保険制度のことで国会に出かけたりしていても、介護の実際を知らなかった私には、毎日が新鮮です。

人の世話は向いていないと思っていたのですが、それは思いあがりで、高齢者は経験が豊かなので、こちらが教えていただくことが多いということに気づかされました。このタイトルではないですが、私はやっぱり「人」が好きだなあと思います。案外向いていたのかもしれません。

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2009年8月23日 (日)

高速道路無料化・自動車関連諸税の暫定税率廃止に、反対します

NGOの共同声明が発表されました。

私が長年かかわっていたカーフリーデーでも、カーフリーデージャパンが共同声明に加わっています。2003年の総選挙、須田春海さん、気候ネットワーク、青空の会、環境自治体会議の上岡直見さんとともに、当時の代表であった菅直人さんに、「高速道路の無料化」は地方の公共交通網を破壊し、環境悪化につながるとし、マニフェストからはずすように要請に行きました。しかし、あいも変わらず今回も民主党のメインの政策になっています。

政権交代はのぞみますが、民主党のこの政策はぜひ改めてほしいと思います。

NGO共同声明
高速道路無料化・自動車関連諸税の暫定税率廃止に、反対します
~ 高速道路無料化・割引は撤回し、暫定税率は炭素税などにシフトを ~

8月30日の衆議院議員総選挙に向けた、各党のマニフェストが公表されました。その中で、民主党は高速道路料金の無料化、および自動車関連諸税の暫定税率を廃止との公約を掲げています。また、公明党は高速道路料金の割引の恒久化、社民党は暫定税率の廃止を掲げています。マニフェストには明記されていませんが、政権与党として自民党が割引料金を導入したことを含め、これらの政策は、大気汚染を激化させるだけでなく、CO2排出を増加させる地球温暖化対策とは逆行する環境悪化政策です。私たちは、これを撤回することを各党に求めます。

高速道路の割引・無料化について
高速道路料金に関しては、すでに政府が実施しているETC週末1000円の割引料金適用からもその兆候が見受けられるように、これを恒久化させたり、段階的に無料化を実施すれば、自動車利用を促進させ、CO2排出量を増加させます。これでは、個人・企業の自動車利用を加速させる一方で、鉄道・バス・フェリーなどの交通機関の利用を減少させ、公共交通機関の衰退を招くことになり、温暖化防止型の社会インフラが崩されていくことになってしまいます。
 今後取るべき政策は、モーダルシフトを進めるために、自動車交通のみを一方的に有利にすることではなく、むしろ公共交通機関の機能性を高め、自動車への依存を下げながらCO2を減らしていくものでなければなりません。高速道路無料化は、こうした発想に逆行しています。地域経済を発展させる目的なら、鉄道やバス、フェリーこそ料金を下げ、利便性を高めていくべきです。今求められるのは、地球環境を守りながら、生活を守り、経済を再生する方法です。

自動車関連諸税の暫定税率廃止について
道路特定財源諸税(ガソリン税(揮発油税・地方道路税)・軽油引取税・自動車重量税・自動車取得税)は、暫定税率によって税率が上乗せされており、無駄な道路建設を促してきました。これまで期限切れを迎える度に、その廃止議論や、使途の一般財源化などが議論となってきました。民主党および社民党はこれについて、これらの諸税は無駄な道路建設を促進している、目的を失った、として暫定税率を廃止することを提案しています。公明党もこれを見直して負担軽減すると言及しています。
 道路予算を削減すべきことはその通りですが、暫定税率を含む現行の税率は、自動車及びエネルギー価格を上昇させ、炭素税と同様の利用抑制効果を果たしてきており、これらの税率を下げることは、温暖化対策としては逆行するもので、容認できません。これが実施されれば、高速道路の問題と同様に自動車利用を促進させ、CO2排出増加を促してしまいます。
 民主党は一方で、地球温暖化対策税の導入をうたっており、エネルギーの税率を引き上げる考えを示していますが、これが暫定税率の廃止と同時に導入されるのか、また、結果として暫定税率の税率を上回る地球温暖化対策税が導入されるのか、ということについて、考えを明らかにしていません。これは社民党も同様です。
 暫定税率の廃止をうたうのであれば、地球温暖化対策税(環境税)の導入によって、結果的に関連諸税の税率がどの程度かを示し、地球温暖化へ影響を及ぼさないことを明らかにする必要があります。そして、今の税率を維持しながら、不必要な道路財源を見直し、使途をシフトさせ一般財源化を進めていくべきです。

地球温暖化問題が深刻になっている中で、これらのようなガソリン・軽油利用を奨励し、地球温暖化を加速させる政策を導入しようとすることは、明らかに誤った政策です。とりわけ民主党は高速道路無料化と暫定税率廃止を合わせて政策としており、CO2排出を著しく増加させることになりかねません。これは、同党が掲げる、地球温暖化対策基本法の制定をはじめとする温暖化対策の推進の政策と矛盾しています。これまで効果的な削減策を怠ってきた自民党政権に対し、民主党は、1990年比25%削減という野心的な中期目標と、その目標達成のための実効ある制度の導入をうたっています。その方針に沿って、気候変動の被害を回避し、低炭素社会を実現するための、全体に整合のとれた地球温暖化対策を取るべきです。

大気汚染と地球温暖化問題について真剣に憂慮するものとして、私たちは、各党が公約に掲げた高速道路無料化(もしくは割引)はそれを撤回し、自動車関連諸税の暫定税率廃止はそれを炭素税へシフトするなどして少なくとも税率を下げないようにすることを求めます。

気候ネットワーク
地球環境と大気汚染を考える全国市民会議(CASA)
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
ストップ・フロン全国連絡会
NPO法人ワーカーズコープエコテック
足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ
いちかわ地球市民会議
おかやまエネルギーの未来を考える会
再生可能エネルギー推進市民フォーラム西日本
地球温暖化防止京都ネットワーク
環境文明21
持続可能な地域交通を考える会(SLTc)
環境市民
わかやま環境ネットワーク
大阪府民環境会議
気候ネットワーク・高知
南信州おひさま進歩
超学際的研究機構
FoE Japan
環境ネットワークくまもと
カーフリーデージャパン
日本環境法律家連盟(JELF)
新日本婦人の会

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