タリバン政権下の女性
私の信頼する友人の一人である榎田さんは、アーティストでもあり、環境保護にも取り組み、また国際交流を積極的にすすめている人でもあります。横浜アートプロジェクトの理事長で、私が昨年横浜でカーフリーデーをやりたいと話したとき、真っ先に賛同してくれて、今年はカーフリーデーのテーマ曲までつくってくれました。
その榎田さんのアートプロジェクトが今日から3日間で「第4回横濱学生映画祭」を横浜開港記念館で開催しています。アニメ部門とアフガニスタンの映画を見てきました。北京電影学院のアニメは短編だけどなかなかよくできていました。そのあとでカブール大学の学生が作成したドキュメント映画を見ました。
アフガニスタンでも学生が映画をつくれるほど復興がすすんでいるんだと思ったのは大まちがいでした。カブール大学にある映像学科は実際に映像をつくるだけの資金も機材もないことを日本のNPOが知って、ハンディカムを提供して映画づくりを勧めたそうです。そこで学生が作ったのがドキュメント映画の「生計をたてる人々」「刻のなかの女性」「偽装結婚の果て」の3本です。
一番印象に残ったのが「偽装結婚の果て」。タリバン政権のとき女性の権利は踏みにじられ、外出さえもままならなかったそうです。外国にいる弟のもとへ逃げようとした女性が、女性一人では外出できないことから偽装結婚を計画し、その相手にだまされ書類にサインをしたまま逃げられてしまい、出国できずにいるうちにタリバンが崩壊。その後帰国した弟の紹介で結婚をして幸せに暮らしていると、かつて偽装結婚をした相手が現れ、自分の妻であると主張して裁判を起こし、裁判所もそれを認めてしまいます。自分をだました男の妻にならなければならない境遇に絶望して逃げ出すものの、生きるすべもなく、女学生に「私のたどった人生を記事にしてほしい」「アフガニスタンでは女性はなんの権利もないのだと」言い残して去ってしまいます。その後別の女性たちが子どもをかかえながら、物乞いをする姿が映し出され、映画が終わります。これはドキュメント・フィクションと書かれていました。
2部の「刻のなかの女性」が、第1線で活躍しているアフガニスタンの女性たちを映したものだっただけに、最後の話がショックでした。
男性の平均寿命が41歳、女性が42歳。これが今のアフガニスタンです。
アフガニスタン映画祭が11月26日、27日と東京で開かれます。そこにも行ってみたくなりました。NPO法人クロスアーツが主催です。
| 固定リンク
|

コメント