« 飽食?崩食? | トップページ | 久しぶりのトルコ語 »

2005年11月20日 (日)

『はまちゃんバス』を残そう

 はまちゃんバスってご存知ですか?

 桜木町から紅葉坂を通って、西区役所や野毛山動物園を経由してまた桜木町に戻る「おでかけサポートバス」の愛称です。このはまちゃんバスの存続が地元で大きな問題になっています。それというのも、はまちゃんバスは2年間の実験運行で、結果として運行費用が赤字であるため、存続が難しいというのです。当初の予定よりも利用者が多く、地元からは存続の要望が多く出されています。私も乗ったことがありますが、ものすごい急坂があり、高齢者でなくても歩いて登るのは大変だなあと思いました。

 日本では公共交通は独立採算で行なうべきという方針があります。そのため、横浜市でも交通局が赤字で税金が投入されているので、民営化が議論されています。民営化すれば当然赤字路線は廃止されることになるでしょう。でも本当にそれでいいのでしょうか。全国のバス事業社で黒字のところはほとんどありません。車社会の中で、バス事業はもう単独の事業としては成り立たないような状況にあります。交通局を民営化して赤字路線を廃止するとその地域で免許を持たない、車を持たない人は移動の足を奪われてしまいます。

 いくつかの自治体では、高齢者の移動の足の確保のため税金を投入してバスを走らせることを始めています。欧米では、公共交通に税金を投入することは当然のことで、運営費の半分を運賃でまかなえていればいいというところもあります。

 はまちゃんバスは今は西区の人だけの問題かもしれません。でも、私も坂の上に住んでいます。息子が小さいとき抱っこしながら坂をあがるのがつらいときもありました。今はまだ鶴見区にはまちゃんバスのようなバスが走ると予定はありませんが、坂の上に住んでいるとバスが走ればいいなと思っている人はたくさんいるはずです。でも、採算が合うほど乗るのは難しいでしょう。際限なく税金を投入するのは困りものですが、少子高齢社会を考えるとバスや公共交通に税金を投入することも必要ではないでしょうか。

 鶴見区や西区だけではなく横浜市は本当に山坂の多いところです。運営経費を黒字に近づける努力は必要としても、ぜひとも「はまちゃんバス」は継続してほしいと思います。

|
|

« 飽食?崩食? | トップページ | 久しぶりのトルコ語 »

01.人と環境にやさしい交通」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/45260/14836276

この記事へのトラックバック一覧です: 『はまちゃんバス』を残そう:

« 飽食?崩食? | トップページ | 久しぶりのトルコ語 »