消防団は自治の「いろは」
「横浜の消防力を考える!」というテーマで横浜市消防局の方の話を聞く機会がありました。
消防の歴史は、江戸時代の「まち火消し」ですが、これは今の消防署の職員のように常駐ではなく、仕事をもちながら火事があると駆けつける「消防団」でした。高橋さんの話では10年くらい前までは人口3万人くらいのちいさな町では、消防団だけで対応できたそうです。阪神淡路大震災のときは、消防団が大活躍しました。地域住民で組織しているため、家族構成などの情報を把握していたことが救助に役立ち、大勢の人を救いました。
私の叔父は生麦で消防団の分団長をしています。いとこは赤ん坊のとき風呂で溺れ、人口呼吸の知識をもっていた叔父のおかげで助かりました。結構頼りになるものです。
この消防団の団員数が減ってきています。昭和40年代にはほとんど自営だった団員は今では多くがサラリーマンで構成され、女性の団員も増えています。日常的に地域にいる人が消防団に入るのが理想的ですが、自営業が減っているので、地域にいることが多い女性が増えているのでしょう。消防団というのは、地域を自分たちで守るという自治の原点だなと思います。実際、消防は警察と異なり、徹底的な地方分権組織で、権限も責任も市町村長にあります。
来年あたりから団塊の世代の人たちがリタイアをして地域に戻ってきます。今、リタイアした男性たちがあちこちの地域で防犯パトロールを始めていますが、震災のときは、地域の防災力がとても重要です。自分の周りの消防団を見直してみたい気持ちになりました。
≪消防データ≫
2004年の火事の件数 鶴見区:89件(ワースト2)横浜市:1140件
消防団の数:横浜市:21消防団(中区に4つある)
鶴見区消防団員数:10分団あり、団員数は537人(うち女性59人)
同じような人口規模の戸塚区は66件の火事、消防団員:745人
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