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2006年7月28日 (金)

ソウルの交通哲学を見習おう!

Citynet_003 昨日、アジア太平洋都市間協力ネットワーク主催のフォーラムに出席しました。

 正式名称は「第6回 CITYNET日本フォーラム~ソウル市におけるバス運行システムの改革事例研究~」

今年2月にも、川崎のLRT連続フォーラムでソウルのバス改編システムについて学ぶ機会があり、大変すばらしかったことから、「横浜にLRTを走らせる会」では、主に行政職員などを対象に冬にソウルから担当者を招いてソウルのバスシステムについてのフォーラムを開催しようと考えていました。

  ソウルのバス路線改編の特徴

1.路線を幹線、支線、地域循環、広域急行の4つに再編

2.道路の中央にバス専用路線を設置し、定時性を確保した

3.地下鉄との乗換えも含め、距離ごとの運賃のため乗り換えは無料

4.スマートカードで運賃はプリペイドもできるし、あとから使った分だけ引き落とすクレジット式もできる。

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 行政職員が多かったせいか、質問がたくさんでました。参考になるものが多かったので、ここにまとめてみます。

Q1.バス事業者が、自分の路線を手放し、この再編への移行に混乱や反対はなかったのか?

A.1.バス事業者は63あり、そのうち大きな収益をあげているのは数社しかなった。赤字の事業者はもちろん、黒字の事業者もこのままでは、バス交通そのものへの信頼が失われると考えたため、うまくいった。

Q2.再編しても採算の合う路線、そうでない路線もあるだろう。採算の合わないバス事業者からは不満はでないのか?

A2.バス事業者への支払いは、利用者数で決定するのではなく、走行距離で運営費を換算して支払う契約になっている。バス事業者は、決められた路線をいかに時間通り、安全にバスを運行することに専念していればいい。それをきちんと評価して、評判のいい事業者には少し上乗せするので、事業者にとってもメリットがある。

Q3.スマートカード(T-MONEY)の利用が多いというが現金でも利用できるのか?子どもや高齢者はスマートカードは使いにくいのではないか。

A3.もちろん利用できる。ただし、乗換え無料というサービスは現金にはないし、運賃も高く設定してある。区役所など様々な場で、宣伝しているし、説明しているので、割引率も高いこともあり、ほとんどの人がスマートカードを利用している。

Q4.この改編の費用は事業者が出したのかソウル市の負担か。

A4.ソウル市の負担である。毎年300億円くらいの支出があるが、これまでの評判の悪いバス事業にたいしても200億円以上支出していた。今後、さらに利用者が増加し、ソウルの交通環境がよくなれば高い負担ではない。

 う~んすばらしい。

 会場が交通局の持ち物の会議室だったこともあり、知り合いの交通局の職員も来ていました。「どうして交通局の路線地図には他の事業者の路線がないの?市民にとってはあまり親切な地図ではないし、交通局を単なる事業者とは思っていないよ。横浜市だと思っているのに、その横浜市発行の地図に他のバス事業者の路線がまったくないのはねえ」

 と日頃不満に思っていたことをぶつけたら、「横並びの事業者のなかでイニシアチブをとるところがなかなかいないんです」という返事でした。

 だから、そのイニシアチブをとるのが横浜市でしょう、と思います。といっても交通局にそれを言うのは酷ですね。他の局からは、同じ行政だとは思われていないのですから。

 路線の改編どころか、すべてのバス事業者が一度に掲載されている路線地図すらつくれないのが、横浜市のイニシアチブです。困ったものですね。

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 最後に、これがソウルのスマートカードT-moneyです。

いろいろなデザインがあり、若者にも大人気だそうです。

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