触診の大切さーまちの隠れた名医
先週の火曜日に風邪をひいて以来、体調がよくありません。のどが弱いので、一旦咳が出始めるとなかなか止まらなくて困っています。
生麦にある川端医院というおじいさん先生がやっている小さな診療所が、かかりつけです。私の祖母から子どもたちまで、親子4代でお世話になっています。
町医者なので、赤ちゃんもおじいさん・おばあさんも通ってきます。
この先生のすごいところは、触診で病名を診断することです。咳で行ったのに、足から背中まで触診をして、診断をします。機械での検査に頼っている大きな病院では、検査をしないと見つからない病気も川端先生は触診でわかってしまいます。
他の病院に通っていてわかならかった私のネフローゼを見つけてくれたのも川端先生。父の末期ガンを触診だけで見つけてしまったときは驚きました。大きな病院に通っていたのですが、検査ばかりで診断がついていなかったので、川端医院に連れてきました。
診終わって、「そう大きな病院に通っているの。癌性腹膜炎といって、癌の末期だね。あと3ヶ月・・・、4ヶ月かな」と、私にだけ先生はこういいました。
その後、通っていた病院でも癌性腹膜炎であることがわかり、5ヶ月後に亡くなりました。診たてよりは少しだけ長く生きたのですが・・・。
今は患者の体に触れないで、診察を終えてしまうお医者さんも多いです。
おいは、他の診療所で風邪だと診断されたのですが、川端医院に行って盲腸であることがわかりました。手術のため行った病院では、「検査をしないと本当に盲腸かどうかわからないから」と、痛がる甥を検査に連れまわし、「やはり盲腸でした。手遅れに近いので急いで手術します」ですって。
川端先生は16年前に亡くなった私の祖母と同世代です。看護婦さんも薬剤師さんもおばあさん、おじいさん。
触診をして、トータルで病名を診断してくれる町の名医。赤ちゃんからお年寄りまで、数多くの患者さんを診ているからこそ、機械に頼らなくても、触診と経験で診断ができるのだと思います。
少子高齢時代。小児科不足もいわれています。でも小児科とか何科とか細分化された診療所ではなく、川端医院のように、なんでも診てくれる町医者が必要なんだと思います。
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